自己紹介



常 磐 津 東 蔵



  本 名

多田 徹  昭和9年(1934年)生まれ


  出 生 地

東京都青山。家が青山墓地のまん前でしたので、墓地を遊び場に、木登りをしたり、トンボや蝉取りで墓地内を走り回って育ちました。昭和20年の東京大空襲の折は、我が家の焼けるのを墓地の崖上から涙を流して眺めておりました。

10歳頃母より手ほどきを受け。
中学1年になった時母に連れられ十六代目家元文字太夫に入門し、 昭和27年、伯父の名跡二代目文昭太夫を襲名、浄瑠璃語りとしてデビュー。伯父が芝居のタテ語りをしていましたので少しずつ舞台へ出してもらうようになりました。
その後声があまり良くないことを悟り、三味線弾きに転向、昭和51年に三代目常磐津東蔵を襲名するまでは、太夫名を取り文昭の名を名乗っておりました。
昭36年、NHK邦楽技能者第6期に入学、邦楽史、楽典等貴重な勉強をさせていただきました。
昭和39年、TBSTVドラマ「連舞」のテーマ音楽を作曲。育成会でご指導いただき早逝されてしまわれた故、藤井凡大先生に褒められたことで気を良くし、作曲を手がけるようになりました。
昭和52年、第一回「常磐津東蔵作品発表会」を開催、以後継続しております。
昭和53年、相模原教育委員会の依頼による文化講演をきっかけに、レクチャー、ワークショップ等の講師をさせていただいております。
平成 8年、重要無形文化財常磐津節(総合認定)指定保持者の指定を受けました。
平成12年、ビクター伝統文化振興財団よりCD「常磐津東蔵作品集」・巻を発刊いたしました。


  受 賞 歴

昭和53年度文化庁「舞台芸術創作奨励特別賞」
昭和55年度文部省芸術祭「優秀賞」
平成17年春の叙勲、旭日双光章
平成29年公益財団法人日本伝統文化振興財団「第6回中島勝祐創作賞」


  役 歴

昭和57年、常磐津協会理事
昭和60年、邦楽実演家団体協議会運営委員
平成3年、常磐津協会常任理事・事務局長 
平成11年、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会常任理事
平成22年、特定非営利活動法人きょういく応援団理事




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